不信心な私と犬たち

普段は信心深い方ではありません。
ですから昨今賑わせている「宗教で家庭が崩壊する」とか別世界のこと。
しかし夫亡きあと私を支え、家を明るく彩ってくれた犬たち3匹が旅立ち、やはり救いとして天国や極楽を考えます。

空を見上げることが多くなります。
夫の墓に、写真に「あの子たち元気?」と語りかけます。

クリエーターさんたちの手作り商品を扱うサイトがあり、その中でとても素晴らしい刺繍のブローチを作ってくださるクリエーターさんがいます。

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名画が細密に刺繍された作品。
ひとつひとつ思いを込めて注文したもので、クリエーターさんも素晴らしい技量で制作してくれます。

ジローが亡くなったまさにその日、郵便受けを開くと届いていました。

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レオナルド・ダ・ヴィンチの「聖アンナと聖母子」

悲しくて悲しくて痛いほど辛い日でしたが、この作品の慈悲深い表情に、ジローが天国に行ったと確信できました。

宗教の意義を私が語るには全く知識不足で、役不足この上ないのですが、不信心で罰当たりな私にも、救われる瞬間はあるのだと思いました。

残されてしまった者が、亡くなったもののことを穏やかに語り、前を向いて生きていくこと。
そうすれば美しい思い出で満たされる・・・私の拙い宗教観ってこんな感じです。

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素晴らしい思いでは、私のエネルギーだから・・・。

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