先日安国寺不動院で「能茶会」なるものが開催されました。
表千家、裏千家が各一席づつ席を設け、その後お能を鑑賞するという、何とも雅な風情溢れる趣向です。
普段は入れない国宝の本堂も、この日は解放されました。
一席にゆっくりと時間を取ってあり、大寄せ茶会にありがちな慌ただしく急かされることもなくお茶を堪能。
そしてお能です。
はっきり言って初心者。
以前、薪能を鑑賞いたしましたが、幽玄な雰囲気だけは味わったつもりでした。
今日は解説付き。
能は世界無形文化遺産として最初に登録されました。
ちなみにその後日本は文楽、歌舞伎と三年連続登録され、その後も数多くの無形文化遺産が登録されています。
そのような国は世界でも極めて稀で、登録を受けていない国も多く存在することから、その特異性は際立っています。
まずは袴姿での仕舞。
その後能装束での舞となりました。
・・・息を止めた・・・というか息が止まった・・・。
静かな一歩なのにそのエネルギー・・・?緊張の糸がピーンと張ったような空気・・・。
こんなに近くで見たのは初めてでした。
(写真は舞が始まる前、能衣装の解説時。この時は写真OKとのことでした)
歩を進めるごとに波動が周りを飲み込み、周りを囲い込んでいきました。
・・・能・・・凄い・・・。
「でも帰ってお菓子の話ばかりしてたぞ」
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