モミジを見上げながら

急に冬らしくなってきました。
かじかむ手をさすりながら一日をこなします。

それまでの広島市内は暖かい日が続き、弊社店舗前のモミジはおっとりとしたもので、クリスマスの飾りとしばらく一緒の紅葉です。

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12月1日のモミジ。

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今日のモミジ。
ね、奥手なのかおっとりしたものでしょう。

パラパラと葉が落ちてきて、毎朝の掃除も大変になってきました。

でも毎年季節が来ればきちんと芽を出し、葉を茂らせ、紅葉し、落葉する・・・そんな木々がとても愛おしく思えます。
年でしょうかねぇ。

夏の間、葉は太陽の光を受け光合成のメカニズムで、幹に栄養を送ります。
冬が近づき光が弱くなり、光合成に適さない季節となった時、葉は厳しい季節を超えるため、自ら光合成の成分を分解し、幹に最後の栄養を送り、自らへの栄養補給を断ちます。
葉が赤くなるのはそのために老化する現象です。
幹を守るために最後の栄養を送り、枯れて落ちていく・・・紅葉はそんな葉の命の最後の輝きとも言えるでしょう。
だからこんなにも胸を打つのだと・・・。

自己犠牲とかそういった人間界の感覚ではなく、自然の生業で、こうして幹は守られていきます。

この季節、弊社の「おっとりモミジ」を眺めながら、私は生きることと死ぬことについて考えます。
私の守るべき幹について考えます。

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「生きることとは・・・食べること!」

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