オールドメディアのオールドボーイズ

とりあえず、元気です。
卵巣がんの分子標的薬ゼジューラを投与しておりましたが、赤血球が現象したため一時休薬。
再開後、乳がんの放射線治療の影響か今度は白血球が減少したためまた休薬。
現在放射線治療をしながら白血球を増やす治療をしています。
3歩進んで2歩下がるの状態だけど、それでも着実に進んでいます。
髪の毛も1センチくらい生えてきました。イェイ!

さて昨夜は沸騰の一夜でしたね。
中居事件に端を発したフジテレビの10時間半会見と、そこで爪痕を残したい質問者。
正義のフリして功名心にはやるのは、見ていて貧しいなと思います。

そんな中で注目されたフジテレビの社風。
特に40数年間取締役として君臨し、会社は我が物とする歪な存在感でフジテレビ存亡の危機の根源ではとされる日枝相談役。

テレビ局とかその他のマスコミとか広告関連とか、一世代前には「新しい」印象だった業界だったはずです。
しかし古い!
二世代古い!
ダルトンなど海外投資家から、北朝鮮の体制と比較されるほどの日枝相談役。
その日枝体制のもとで出世してきた役員たち。

大企業の不祥事を厳しく責め立てたマスコミの、その中は不祥事だらけで全く「おまゆう」状態でした。
女性がらみの不祥事が横行する原因の一つに、女性役員が少ないというのもありだと思います。
簡単に女性を数合わせで増やせば良いという問題ではありませんが、アナウンサーを含めた女性職員を接待要員として扱う、悪い昭和体質は早い段階で消えていたのではないでしょうか?

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「(おじさんが)楽しくなければテレビじゃない」

テレビ局は、女性アナウンサーが年齢を重ねると辞める方も多いことに代表されるように女性役員を育てる意思も無く、セクハラどころかセックス事件まで横行し、それでも天下りによりアンタッチャブルな存在であり続けようとするこの国の病巣でありバケモノです。

福祉用具貸与事業も許認可事業で、年々お上から下される(笑)無理難題に四苦八苦していましたが、テレビも許認可事業なんですよねえ、確か。
国民の財産たる電波はドラマやバラエティ番組に与えられるのではなく、報道に与えられているはず。
しかし報道をする資格が現在のテレビ局にあるのでしょうか?
羨ましいくらいユルユルじゃん!

数百億の損失かもと言われても、その程度の損失額じゃ揺るがないくらい潤沢な資産を持っているというフジサンケイグループ。
なら女性が働けるような環境整備は簡単でしょ。
保育園・小児科常駐・精神面の専門的相談窓口などハード面はもちろんだけど、外部から風を入れて(天下りでは無く)人権意識の向上やコンプライアンス遵守を測っていただきたい・・・ってこれ他の企業のことなら、鬼の首を取ったようにドヤ顔で報道してたでしょ!

「オールド・メディア」と呼ばれているテレビ業界が、実は「オールドボーイズ・メディア」だったというオチ。
退陣の時期がわからないオジイサンの、哀れな晩節を眺めるしかないのでしょうか?

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「人のふり見て我がふり直せ」
息子が始める新事業で共に働く私ですが、老害と言われる前に自分でケジメをつける感覚は忘れないでいたいです。





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