治療日記

TC治療の予定回数終了

10月17日、予定していた6回の抗癌剤TC治療を終えました。術前3回、術後3回。来月初めにPET CTの検査をし、良好なら次の段階の治療に入ります。担当医に「びっくりするほどよく効いた」と言われたことに有頂天にならず、しっかり自分を見つめて取り組んでいきます。 「いや、ホルホルしてた」 昨日から抗癌剤の副作用も緩くなり、徐々に体の状態が良くなっていきます。感覚としては、5回目・6回目はやはり…

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病気も事業譲渡も・・・

私の身体が癌に侵されていたと分かり、しかもステージ4B期という深刻な状態であると告げられてから、自分の周りのことを考えました。小さいながらも会社の経営をし、社員の生活に責任がある立場として、様々なことを頭の中でシュミレーションしながら考えました。そして事業譲渡を決断いたしました。 現在いろんな業界でのM&Aが盛んですが、御多分に漏れず福祉用具貸与業界もその一つです。ここ2年、特にこの1…

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手術が出来る!

5月20日に卵巣癌の組織を取るべく腹腔鏡手術手術をいたしました。「癒着してるだろうから」と医師から言われたのですが、幸運にも癒着は無く、卵巣・卵管を取ることが出来ました。 細胞を検査し、最近よく聞く遺伝子レベルの検査にも回し、退院後4日目にして1回目の抗癌剤治療。「治るんだ、治すんだ」 初めての体調変化、ダルさや関節痛。私の場合、アレルギーによる湿疹もひどく、2回目の治療は1週遅らせて皮膚科…

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絶不調の日のお薬?

抗がん剤の副作用の出方は、それぞれに違うのかもしれませんが、私の場合は投与後2日目くらいから辛くなり、3日目がMAX。4日目で少し楽になり、5日目でかなり楽になるというパターンです。 本日がまさに3日目。午前中は関節痛に悩まされて、ソファにベッドにゴロゴロ状態。横になっても腰や背中が痛いのですが、本や配信で気を紛らわせて過ごします。 しかし、こんな私を労わるでもなくベッドの真ん中を取るのは …

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母は泣かない!

考えてみれば癌の宣告を受けた時もその後も、一度も涙が出ませんでした。代わりにオンオンと泣いたのは娘。 怒涛の一日を終え、家に帰り、娘と並んでソファに座り、卵巣癌であったことを報告しました。ボタボタと涙を流し、声を震わせながら泣く娘の、その肩を抱きしめて「ごめんね」を繰り返すばかりの私でした。 その後息子に電話をし、事の次第を伝えました。大阪から2カ月後に広島に帰り、一緒に仕事をする予定にして…

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治療日程を決める

5月2日、夕方4時半を過ぎた時間だったと記憶しています。 「おそらく卵巣癌」と言われ、至急紹介をしていただき駆け込んだ市民病院。4ヶ月前の事なのに、その情景ははっきりと脳裏にあります。 CTの画像診断を診た医師から「卵巣癌の人、ほとんど進んだ状態でくるのよ」と言われました。その重い言葉とは裏腹に、『さあ、どうやって治すか』という雰囲気を感じました。 慰めて欲しいわけじゃない、治る道筋がある…

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宣告の時

お腹が張ってきても「便秘?」と軽く考えており、しばらくそのまま放置していました。さすがにおかしい、お腹が張るっていうか膨らんでる・・・息をするのも苦しい・・・。 そんな状態で行った病院でのエコー検査では、肝臓・腎臓など異常が無く、ただ腸の動きが悪く「腸閉塞になっては大変」と下剤を服用しておりました。卵巣は骨盤の奥にあり、エコーでは見えにくく、検査はやはり婦人科に行かなければいけなかったのです。…

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