あるシェパードの死~アダムくんの魂を抱きしめて〜

福岡で10カ月のジャーマンシェパード「アダムくん」が亡くなり、その死がネットで大きな話題となり、テレビでも取り扱われました。

基本的な躾もしているというペットサロンに預けたところ、病院に搬送されたとの連絡があり、飼い主さんが駆けつけたところ、亡くなっていたそうです。
健康面に何の問題も無い子だったとのこと。
サロン側の言い分は、「シャンプーの時暴れ出し躾をした。殺意はなく事故」ということで、示談を要求したそうです。
アダムくんは穏やかで優しい性格だったそうで、飼い主さんとしては納得できないのは当然でしょう。

そしてその日のうちに内部告発の電話がありました。

アダムくんは暴れたわけではありませんでした。
40キロを超える超大型のアダムくんを1メートルの狭いシンクに伏せをさせようと押し込んだところ、当然ですが拒んで立ち上がり、ブルブルと身体をゆすりました。
その様子を見た店長が「躾」と称し、息が出来なくなるまで首輪を締め付け、顔に1分間水をかけ続けました。
歯茎が真っ白になり、動けなくなった状態になったアダムくんをその状態でボックスドライヤーに入れて毛を乾かしていましたが、スタッフのひとりが見かねて病院に行くことを提案。

そこでアダムくんの死が確認されました。

アダムくんの毛を剃ると、青い痣がいくつも出てきたそうです。

インスタグラムには、アダムくんと飼い主さん家族の幸せな画像が残されています。
自然の中、美しい景色を一緒に見つめるアダムくん。
家族とじゃれ合うアダムくん。
子どもたちと成長し続けるはずだったアダムくん。

想像してみてください。
40キロを超えるアダムくんは、その気になれば人間の腕など喰いちぎることが出来る力があることを・・・。
でも、アダムくんはしなかった。
人間を信じ切っていたアダムくんは、無抵抗のまま、なされるまま命を落としました。
何人かの「トリマー」と称する人間の見ている前で・・・。
その命の灯の消える瞬間、それでも人間を信じ続けていたアダムくんは何を思っただろう・・・。

裁判になったとしても、ペットは「器物損壊」という軽い罪。
それでも飼い主さんは戦うことを選ばれたそうです。
微力ながら応援したいと思っています。

飼い主さんは戦う・・・それはアダムくんの魂を力いっぱい抱きしめる代わりです。
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